第19話 その男、ゼロのスタート

桐谷……じゃなくて、桜井侑斗。なかなか可愛げのあるキャラでした。
デネブとのコンビがいい感じです。
デネブと2人だけの時の彼は、きかん気で甘えん坊なお子様状態。友達はいないらしい。けっこう甘党なようです。デネブキャンディを、きっとこよなく好きなのであろう。デネブキャンディはママの味。
あと、デネブと侑斗は既に契約を結んでいるらしい。侑斗はデンライナーとは別の、時を運行する列車、ゼロライナーに乗っている。今回分かったのは、これくらいでしょうか。


過去の桜井さんを探ることは、時の運行を乱すことになるとのこと。
侑斗は勿体つけて話そうとしないが、デネブが「意地悪しないで、ちゃんと話してあげるべきだよ」と諭したりするのを見ると、別に隠すべき秘密でもなく、話したところで侑斗にとって不利益となるわけでもないようです。
でも、明らかになるのは、映画公開後だろうな…。
過去の桜井さんとはもちろん無関係ではなく、愛理姉さんの反応を見ると、全くの別人でもないみたいですが。青年(または壮年)桜井さんの少年期というような違いなら、当然面影がかなりあるはずだし、良太郎でも分かるはずです。
「性格も何もかも違う」とかいう以前に、一見して関連性を見出せない容姿の、この桜井侑斗。いったい何者なんでしょうか。姉さんの婚約者の桜井さんとは、パラレルワールドの別世界出身かつ年齢も若い別年代の桜井侑斗、といったところでしょうか。


お子様にはちょっと難解になってきてます。
まあ、あまり難しいことは考えないで、ミルクディッパーのコーヒーでも飲んで、まったりと展開を待ちますか。

修行その16 ジリジリ!臨獣殿、課外授業

昔の女に2度と会いたくないから封印したとは、マスター・シャーフー、なんというサイテーな!
女の方は、シャーフーに会っただけで「溢れちゃう」というほどエロ……恋焦がれているというのに。
「女の子の恋心を弄ぶなんて、許せない!」*1
愛の戦士メレは、命を賭けた必殺技でシャーフーをボコるボコるボコる。天罰覿面である。


しかし、この戦いで、我らが愛の戦士メレは命を燃やし尽くそうとしていた。強大な敵、シャーフーに対抗するため、命を燃やして潜在パワーを発揮する、禁断の秘孔を自ら突いていたのだ。
この一撃を放てば、メレは死んでしまう…!
だが、そのピンチを救う者があった。
愛しの理央様である。
彼は、驚くべきことに、クラゲ女の施した毒の呪縛を、力ずくで打ち破ったのだ。
メレを想う彼の気持ちが、奇跡を呼んだのか。いや、理央を想うメレの気持ちが、天に届いたゆえの奇跡かもしれない。
「ああっ、理央様! 私のために…!」
メレの体内を、熱い感動が駆け巡る。ついに理央様のハートをがっちりキャーーッチ!!


しかし、クラゲ女が冷や水を浴びせた。
「それは愛などではなく、強さに対する嫉妬よ」
この一言で、両想い確定の機は遠ざかってしまった。
「ああ〜、せっかくのチャンスだったのに、このクラゲ女め!」
メレは内心怒りに燃えたが、そんなメレの気持ちを察してか、愛しの理央様がクラゲ女をボコった。
「ああっ、やっぱり理央様、私の気持ちをわかってくださっているのだわ!」
あらゆる攻撃を無効化する臨獣ジェリー拳をも凌駕する理央様の勇姿に、メレは一層惚れ直すのであった。


かくして、また一歩、理央様への愛に近づいたメレ。
がんばれ、メレ! 負けるな、メレ!
理央様の愛のために生き、理央様の愛のために戦うのだ!




というわけで、今回のゲキレンジャーは、臨獣殿フィーチャリング話だったので、とても面白かったです。
なぜ主人公サイドをフィーチャリングすると面白くないんだ……orz

*1:そんなセリフは無い

第18話 時計じかけの婚約者

あの桐谷京介顔の桜井侑斗ってのはいったい何者?
愛理姉さんの婚約者とは、いったいどういう関係が?
SF的な見方をすると、時計が2つというのも理解不能だ。桜井さんが失踪時に時計を置いていったのに、なぜ桜井さんらしき謎の男は時計を持っていたのか。果たして納得いく理屈があるのだろうか。
姉さんが記憶を失った過程も、良太郎はかなりぼやかして説明してたように思うが。先週分を見た感じでは、雪の降る寂しい湖の風景、良太郎が高校を中退するに至った理由などを突き詰めると、姉さんは自殺未遂でもして、その後遺症で記憶を失ったのかと思ったのだが、そこのところは、しかとは分からない。


今まで、物語の理解を難しくするような謎とは無縁に来た電王ですが、平成ライダーの定番で謎が出てきました。願わくば、あまり謎が乱立したり複雑化したりするのは避けてもらいたいところです。
俺はそれでも楽しめるんですが、コアなファンしか楽しめないライダーというのは、やはりちょっと哀しいので。


とりあえず今回は、良太郎がリストラを考えていたわけではなかったことと、全くやる気無しな「俺、参上」、隠し事をしてた良太郎に怒るモモ、謝る良太郎、仲直りする2人というのが良かったなあ。
やっぱ、この番組はモモでもってるよ、うん。

修行その15 ホワホワ!ママ業

ジャンが子供になっちゃったり、レツが赤ちゃんになっちゃったりして、ランが母親役なお話。
元が大きい男の子なので、抱きついたり、おむつ替えたりするシーンも、なんだか素直に見れないのは私だけでしょうか。
元に戻った時に、小さくなっちゃってた時の記憶が無くなっちゃったのは、それはその方が幸いだったかもよ。


チビゲキレッドは燃えポイントでした。あの突撃の威力は、大人のゲキレッド以上だったかも知れない。ルーツのぶっ飛び方が半端でなかった。
ランのゲキ技母母打は、指圧の心は母心なのかと思ったら北斗残悔拳でした。たわば!

第17話 あの人は今! も過去?

1週目から契約完了して過去に飛んでしまうという珍しいパターン。
海外留学していた元級友の登場。そして、今まで明らかになっていなかった良太郎の過去。
良太郎も、いったい何があったのか、高校を中退していたという。良太郎と愛理姉さんの過去に、いったい何があったのか?
そして、ついに謎の男を良太郎が検知!
急展開だ〜!


一方、リストラの波にさらされる3タロス。
ワーキングプアどころか無給で働く彼らですが、ついに住処まで奪われんとする彼らに、明日はあるのか?
「リストラします!」と言いっ放しで、3タロスの間に争いの種を作っておいて、彼らが騒動起こすと「あんたら何やってんのよ!」って……それはひどいと思います、ハナさん。
良太郎は、なぜ3タロスを呼び出さないでプラットフォームで戦いを挑んだのかな。役に立たん社員はいらん!ってことですか。意地悪ハナ部長がリストラをちらつかせただけでなく、良太郎社長まで本気でリストラを考えているのでしょうか? 良太郎にワンマン社長は無理だと思うんですけど。
一方、唯一自営業*1リュウタロスだけはお気楽。ここにも格差社会の波が。これも小泉失政のツケか

*1:自前のパスを持っている

修行その14 ネツネツ!技を捨てろ

先週分で不満に思った点が見事に払拭されてました。
すなわち、踊りの映像が美しかった。
これは良かったです。


やっぱ、引き絵ばっかりじゃダメだよ。今回は、腰上くらいなカットが多用されてて、そうかと思うと、かなり引いた絵で自然の風景との調和を見せたり。竹林も雪景色も、変化があって良かったです。
あと、やはり2人で踊ってるというのがいいですね。1人では、いかに上手い踊りでも、ちょっと絵的に物足りない。2人の踊りはちゃんと合ってないんだけど、レツは設定的にも習いたてだし、そもそもちゃんと教わってなくての見様見真似なだから、合ってないのは許せるってことで。
水面に足先が触れるくらいの方がいいとも思ってましたが、バット・リー師の方は先週と同じく完璧に浮いてるんですが、レツの方は水面に足先が着くんですね。描写が細かいというか、こだわりが感じられて良かったです。


ただ、踊ってる最中のレツのセリフは、ちょっといただけない。
「この目の前で踊ってる人は誰だっけ?」「僕はいったい誰?」って、アルツハイマーか!
忘我の境地とか、無心ってのは、認知力が乏しくなる状態じゃないだろ。そういう疑問も浮かばないほど、のめりこんでる状態でしょ。なかなかそれを当人のセリフで説明するのは難しいかも知れないけど、そういう視聴者向け説明は、ランやジャンにやらせればいい。レツ本人は「こうか? いや、違う。こうか。そうだ、この感じだ!」とか言って、ひたすら踊りのことに熱中してた方がいい。