第19話 その男、ゼロのスタート

桐谷……じゃなくて、桜井侑斗。なかなか可愛げのあるキャラでした。
デネブとのコンビがいい感じです。
デネブと2人だけの時の彼は、きかん気で甘えん坊なお子様状態。友達はいないらしい。けっこう甘党なようです。デネブキャンディを、きっとこよなく好きなのであろう。デネブキャンディはママの味。
あと、デネブと侑斗は既に契約を結んでいるらしい。侑斗はデンライナーとは別の、時を運行する列車、ゼロライナーに乗っている。今回分かったのは、これくらいでしょうか。


過去の桜井さんを探ることは、時の運行を乱すことになるとのこと。
侑斗は勿体つけて話そうとしないが、デネブが「意地悪しないで、ちゃんと話してあげるべきだよ」と諭したりするのを見ると、別に隠すべき秘密でもなく、話したところで侑斗にとって不利益となるわけでもないようです。
でも、明らかになるのは、映画公開後だろうな…。
過去の桜井さんとはもちろん無関係ではなく、愛理姉さんの反応を見ると、全くの別人でもないみたいですが。青年(または壮年)桜井さんの少年期というような違いなら、当然面影がかなりあるはずだし、良太郎でも分かるはずです。
「性格も何もかも違う」とかいう以前に、一見して関連性を見出せない容姿の、この桜井侑斗。いったい何者なんでしょうか。姉さんの婚約者の桜井さんとは、パラレルワールドの別世界出身かつ年齢も若い別年代の桜井侑斗、といったところでしょうか。


お子様にはちょっと難解になってきてます。
まあ、あまり難しいことは考えないで、ミルクディッパーのコーヒーでも飲んで、まったりと展開を待ちますか。