修行その16 ジリジリ!臨獣殿、課外授業

昔の女に2度と会いたくないから封印したとは、マスター・シャーフー、なんというサイテーな!
女の方は、シャーフーに会っただけで「溢れちゃう」というほどエロ……恋焦がれているというのに。
「女の子の恋心を弄ぶなんて、許せない!」*1
愛の戦士メレは、命を賭けた必殺技でシャーフーをボコるボコるボコる。天罰覿面である。


しかし、この戦いで、我らが愛の戦士メレは命を燃やし尽くそうとしていた。強大な敵、シャーフーに対抗するため、命を燃やして潜在パワーを発揮する、禁断の秘孔を自ら突いていたのだ。
この一撃を放てば、メレは死んでしまう…!
だが、そのピンチを救う者があった。
愛しの理央様である。
彼は、驚くべきことに、クラゲ女の施した毒の呪縛を、力ずくで打ち破ったのだ。
メレを想う彼の気持ちが、奇跡を呼んだのか。いや、理央を想うメレの気持ちが、天に届いたゆえの奇跡かもしれない。
「ああっ、理央様! 私のために…!」
メレの体内を、熱い感動が駆け巡る。ついに理央様のハートをがっちりキャーーッチ!!


しかし、クラゲ女が冷や水を浴びせた。
「それは愛などではなく、強さに対する嫉妬よ」
この一言で、両想い確定の機は遠ざかってしまった。
「ああ〜、せっかくのチャンスだったのに、このクラゲ女め!」
メレは内心怒りに燃えたが、そんなメレの気持ちを察してか、愛しの理央様がクラゲ女をボコった。
「ああっ、やっぱり理央様、私の気持ちをわかってくださっているのだわ!」
あらゆる攻撃を無効化する臨獣ジェリー拳をも凌駕する理央様の勇姿に、メレは一層惚れ直すのであった。


かくして、また一歩、理央様への愛に近づいたメレ。
がんばれ、メレ! 負けるな、メレ!
理央様の愛のために生き、理央様の愛のために戦うのだ!




というわけで、今回のゲキレンジャーは、臨獣殿フィーチャリング話だったので、とても面白かったです。
なぜ主人公サイドをフィーチャリングすると面白くないんだ……orz

*1:そんなセリフは無い