第16話 幸福の星、降伏の犯人(ホシ)

番組で上記のサブタイトル「幸福の星、降伏の犯人」を見た時は、意味がよくわかりませんでしたが、同音異義語で巧いこと言ったわけですな。なるほど。


それが言いたいためにこの内容だったのか!


ていうか、無理矢理にも程ってもんが。
先週分くらいまでのアクシデント*1は、良太郎の運の悪さを持ってすれば可能ですが。実際に包囲されてたのは隣の質屋だったなんて、んなアホな。
設定的にも、良太郎があんなに頻繁に銭湯から出入りするってのも、ちょっと変じゃないかい? デンライナーに乗れるのは、時分秒がゾロ目になった時だけだから、だいたい1時間に1秒間しかチャンスは無いはずなんだが。


まあ今回は、モモが久しぶりに大活躍だったからいいや。
良太郎に頼みごとをされて喜ぶモモ。
一生懸命期待に応えようとするモモ。
意外と頭良く機転を利かすモモ*2
久しぶりにイマジンをやっつけてストレス解消モモ。
よかったね、モモ。


偽強盗さん達が、「幸福の星が逃げちゃいますよ」とか言って、すっかり姉さんに感化されてるのが笑える。
あと、自首に踏み切ったところで予想外にすかされる袴田さんの姿に、往年のメガレッド=伊達健太の姿を見ました。うれし懐かし(笑)

*1:銀行強盗に自転車を盗まれ、追っかけた先の銭湯にて監禁され、警察に包囲され、助かったと思ったら一緒に監禁されてた連れ合いがこれまた悪漢だった?

*2:手だけ憑依して姉さんに電話

修行その13 シンシン!精霊の舞い

第3の拳聖バット・リーの登場で盛り上げたいところですが…。
しかし、内容の方は、むむむむぅ…。


一番残念だったのは、バット・リーの踊りの美しさが、さほど感じられなかったことです。
芸術家のレツが「美しい…」と恍惚とするシーンですし、タイトルにもある「精霊の舞い」なので、ここは目いっぱい幻想的な美しさを演出してほしかったところですが。
踊りのシーンよりも、むしろレツとバット・リーの組み手のシーンの方が美しく感じました。


実際に京劇の有名な方が踊ったようですし、踊り自体は本物なんでしょうが、カメラワークが良くないのか、絵が引き過ぎで、動きのダイナミックさが伝わってきません。
引き絵の一本調子ではなく、中距離に寄った絵や、スローモーション、残像効果など、さまざまな演出効果を駆使してもらいたかった感があります。もしくは、引き絵にするなら、もう少しモーションの大きな踊りは無いのでしょうか。こういう絵にしたいというような事で、踊り手と十分に相談できてないのかな。
その道で有名な方に対して、カット割を変えて何回も踊ってもらったり、いろいろ注文つけたりするのは、畏れ多くてできないというような遠慮があるのかなと思いますが、得てして、大御所を起用した際に、かえってこの遠慮のせいで失敗してしまうケースが、ままあるように見受けられます。


それに、せっかく本物の踊りなのに、湖面の上で踊る合成を加えてしまったために、映像が嘘くさいです。
湖面をつたう幻想的な美しさを持つシーンとして、私は映画のグリーン・ディスティニーを思い浮かべてしまうのですが。ワイヤーで吊ってのゆるやかな空中遊舞、その状態で湖面をつたい、爪先がわずかに水面に触れて、そこから生じる波紋が、なんとも幻想的でした。
別に踊りの全身像を入れる必要は無いですから、こういう爪先の一シーンでも入っていると、だいぶ違ったんですが。


あと、今回の命題は「空飛ぶ敵に勝つための修行」ですが、等身大の戦いでは敵のルーツとラスカは一切飛ばなかったのに、やはりボコボコにされてたことは秘密です(笑)
最初は優勢だったのに敵が飛んだ途端にやられた、とかなら良かったんですが。やられた後、修行してリベンジというのは黄金パターンですが、それにしてもちょっとやられ過ぎです。敵の勝利の後、敵が飽きて帰ってしまうというのがあまりに多いのも、ちょっと何だかなあ。

美少女戦麗舞パンシャーヌ

しばらく録画だけしてて見てなかった美少女戦麗舞パンシャーヌを、最近まとめて観たのですが。


別にそんな面白くないのに、なぜか引き込まれるように観てしまいました。これ以上は無いというほどユルユルな内容で、続きが気になるとかいう要素は皆無なんですが。


妙に癒されている自分がいます。
そんな自分をふと省みて、ヤバイんじゃねえかと思ったりします。


人として生きていく上で必要な何かに、えらく飢えてるんじゃないか。
愛情とか。優しさとか。もしくはヲタク分とか。そんなの。

第15話 銭湯ジャック・パニック

今回は、電王4形態が全て登場。そのせいか、なんだか話が長く感じました。
なんだか、わけ分からん話…と思ったら、脚本がメインの靖子にゃんではなかったのか。米村正二脚本です。カスミ草の人のエピソードは、なかなか味わい深い話でしたが、今回はかなり変則的。


まずお姉さんの天然ぶりがありえない(笑)
犯人からの電話の応対はまあいいとして*1警察に囲まれた銭湯に、裏口からひょっこり入り込むとは。
まあ、銭湯を取り囲むヤジウマの中からひょこひょこ顔を出す図とか、銭湯に入ってきた時のあまりに自然すぎる言動とかが、かなり可愛かったので許します。


あと、ハナちゃんは、わざわざ乗り込んできて、軽〜く犯人を圧倒してるのに、なぜ律儀に人質代役になってるの? ていうか、縛られてても全く問題無く強いし。
それ以前に、モモタロスの憑依にも、取り決めを盾にダメ出し。こういう緊急事態くらい、モモの力で対応させてやってくれよ。
良太郎なら馬鹿がつく律儀さもわかりますが、ハナちゃんも意外と馬鹿のつく杓子定規な人だな。ていうか、この人も、何かどこか一本抜けてるんだな、他の登場人物と同じく(笑)
まあ、モモとほっぺた抓り合いが可愛かったので許します。


なんだかよく分からないのは、立て篭もり犯の中に罪人がいないのに、警察に包囲されちゃってるところ。
強盗犯と思われた男は、当人の弁によれば、強盗の実行はしておらず、未遂というか、ただ逃げただけ。せいぜい自転車窃盗犯です。
それにメガレッド袴田は、当人の弁によれば冤罪。本人は警察に追われているというけど、指名手配されてるわけでもなさそうだし、そもそも通報により事件認定されているのかどうかすらあやしい感じ。とはいえ、袴田からすれば、被害者としてでも警察と関わりたくないというのは分かる。
問題は強盗未遂の男です。永田も強盗事件の取材云々と言ってるし、警察もこれだけ出張ってるからには、強盗事件というのは実際にあったはずですが。この男は嘘をついているのか。それとも事件には無関係な第三者なのか。たぶん後者でしょうけど、そうすると真犯人には触れないまま次回の話は終わるのでしょうか。たぶん、真犯人が別の場所で捕まって、こっちの包囲は解けて…って感じになるんでしょうが、警察組織が一方で犯人を包囲していながら、別の場所で犯人を逮捕なんて、実際にあり得るとは思われず…。
まあ、電王としての話の主題は、袴田と、彼を疑う火口社長=契約者に移ってますので、強盗の真犯人などどうでもいいといえばどうでもいいし、愛理姉さんやハナちゃんのぶっ飛びぶりを前にして、真犯人逮捕についてのリアリティなんてのは、それこそどうでもいい話でしょうけど…。


ストーリーの方は、カスミ草の話と同じく、最初は契約者が不明のまま進行。終盤で契約者は判明したものの、リュウタロスが暴走しちゃって、やばそうな事態に。
最初リュウタロスは、イマジンをおびき寄せるために契約者を攻撃したのかと思ったのですが、本当に契約者をムッ殺そうとしてました。やはりアブナイ奴だな。ていうか、一般人相手でも銃が当たらないのか。つくづく命中率低いな……。
キンタロスはテーマ曲のお披露目のために登場したような感じです。「化ける」と「泣ける」の勘違い……って、耳鼻科行って診てもらった方がいいぞ。もう何でもありだな(笑) ドスコイキャラにもますます磨きがかかってます。
ウラタロスも敵が水物なので久々に電王として登場でしたが、やる気無いのは相変わらず(笑) ていうか、こいつ何で刑事部長の弱味を握ってるんだ? 女性関係から聞き出したのは疑いないけど、そういう情報をピンポイントで抑えているあたりが素晴らしい(笑) 詐欺師としては抑えておくべき情報ってことか?
モモはほとんど見せ場が無かったですが、横っ飛びが面白かったデス。
あと、個人的にはメガレッドの登場が、と〜っても嬉しかったデス。


最後に、ゲキレンに引き続き、場所が銭湯というのは、何か意味があるのか?
俺の知らないところで、密かに銭湯ブームが起こっているとか。全国浴場組合が東映の大株主になったとか。

*1:いいのか?

第14話 ダンス・ウィズ・ドラゴン

リュウタロスって黒なんだ。R電王の色からして紫かと思ったんだけど。
R電王用のデンライナーイカヅチは、他のデンライナーも全部合体するのね〜。長〜い。軌道もまさに龍みたい。なかなかいいです。


リュウタロスだけは自前のパスを持ってるんですな。他の3タロスとは明確に立場が違いますね。3タロスが結束を誓うというのもなかなかに感慨深いものが。
でもパスを持ってたら、デンライナーで時間移動できるので、普通はイマジンになる必要はないのですが。他のイマジンと異なり、過去を変えることが目的ではないのですね。特異点である良太郎を倒すことが目的。
リュウタロスを送り込んだのは一体何者?
いつも現れる謎の男?
なぜ良太郎を狙っているの?
あの謎の男と、愛理姉さんの関係やいかに?
今後に繋がる謎がいろいろ出たリュウタロス編でした。

修行その12 ゾワンゾワン!臨獣拳、修行開始

理央が拳魔カタを相手に、文字通り生死を賭けた修行に臨む最中、ジャンは銭湯で源さんに手ぬぐいヌンチャクの秘技を学ぶ!
……って、源さんって何者だよ。手ぬぐいヌンチャクだって、どう見ても児戯だろう。ウナギには有効かも知れんけど。
なんか、ますます理央との差が開くなあ。


それに、なんで銭湯なんだ? ランのサービスショットのためか?*1
たまたま源さんがいて、たまたまその妙技を目撃する機会があったからいいようなものの、銭湯に行けば必ずこの修行が出来たとは限らんぞ。ていうかほとんど偶然の賜物だぞ。
正体不明の源さんなんかでなく、ウナギ職人さんの職場見学とかの方が良かったんじゃないか?


こいのぼりを使ったのは良かったですが。結局、これを使いたいための手ぬぐいヌンチャクなんだろうな。それゆえにウナギ職人ではなく銭湯なんだ。
でも、銭湯にはせっかくエレハンが待ち受けていたのに、なんで源さんなんだ?
本当はエレハンが修行をつけてくれるはずだったところを、女湯潜入失敗で計画は頓挫して、でも源さんがいたので結果オーライだったということだろうか。
まあ、エレハンがジャンに修行つけるわけないしな。かといって、女湯でランに修行つけるわけにもいかんし。

*1:それはそれで重要ですが

修行その11 ウキャウキャ!獣拳武装

ランの主役回。エロじじいというかエロ象というかエロハン…じゃなくてエレハン・キンポー師の元でランが修行します。
前回の続きだし、新たなゲキビーストの登場で楽しみな回でしたが。
……なんだか、ゲキレンジャーの限界が見えてしまった感が。


ランの笑顔がとても不自然です。なんか引きつってるみたいな笑顔。
「エヘ(はぁと)」とか、セリフに出させない方が良かったと思う。口に出すなら、もっと自然な感じで出せないと。
福井未菜ちゃんの演技力に、かなり不安を感じてしまいました。
戦いの中にも笑顔を忘れず、と言っても、技が決まった後とか、笑うタイミングがあると思う。武器を振り回してる最中から、張り付いたような笑顔というのはちょっと…。そういう点は、演出とか演技指導がまずかった部分もあると思いますが。


比較しちゃ悪いかなと思いつつも比較してしまうと、ボウケンジャー風のシズカ山崎真実)とかは、その点上手かったよなあ。戦いの最中でも、笑顔がとても似合ってました。ボウケンピンク(末永遥)も、アイドルに扮した際の微妙な笑顔の使い分けがすごく上手かった。


もともとレツ役の高木万平君にも、格闘家にしては線が細すぎ、あまり存在感を感じないという難点を感じてましたが、福井未菜ちゃんもダメってことになると、たった3人の戦隊の過半数がダメってことに。
臨獣殿陣営に比べて、ゲキレンジャー陣営にどうも魅力を感じないと感じていた理由を、再確認してしまった感じです。


獣拳武装はいい感じですけどね。