第15話 銭湯ジャック・パニック

今回は、電王4形態が全て登場。そのせいか、なんだか話が長く感じました。
なんだか、わけ分からん話…と思ったら、脚本がメインの靖子にゃんではなかったのか。米村正二脚本です。カスミ草の人のエピソードは、なかなか味わい深い話でしたが、今回はかなり変則的。


まずお姉さんの天然ぶりがありえない(笑)
犯人からの電話の応対はまあいいとして*1警察に囲まれた銭湯に、裏口からひょっこり入り込むとは。
まあ、銭湯を取り囲むヤジウマの中からひょこひょこ顔を出す図とか、銭湯に入ってきた時のあまりに自然すぎる言動とかが、かなり可愛かったので許します。


あと、ハナちゃんは、わざわざ乗り込んできて、軽〜く犯人を圧倒してるのに、なぜ律儀に人質代役になってるの? ていうか、縛られてても全く問題無く強いし。
それ以前に、モモタロスの憑依にも、取り決めを盾にダメ出し。こういう緊急事態くらい、モモの力で対応させてやってくれよ。
良太郎なら馬鹿がつく律儀さもわかりますが、ハナちゃんも意外と馬鹿のつく杓子定規な人だな。ていうか、この人も、何かどこか一本抜けてるんだな、他の登場人物と同じく(笑)
まあ、モモとほっぺた抓り合いが可愛かったので許します。


なんだかよく分からないのは、立て篭もり犯の中に罪人がいないのに、警察に包囲されちゃってるところ。
強盗犯と思われた男は、当人の弁によれば、強盗の実行はしておらず、未遂というか、ただ逃げただけ。せいぜい自転車窃盗犯です。
それにメガレッド袴田は、当人の弁によれば冤罪。本人は警察に追われているというけど、指名手配されてるわけでもなさそうだし、そもそも通報により事件認定されているのかどうかすらあやしい感じ。とはいえ、袴田からすれば、被害者としてでも警察と関わりたくないというのは分かる。
問題は強盗未遂の男です。永田も強盗事件の取材云々と言ってるし、警察もこれだけ出張ってるからには、強盗事件というのは実際にあったはずですが。この男は嘘をついているのか。それとも事件には無関係な第三者なのか。たぶん後者でしょうけど、そうすると真犯人には触れないまま次回の話は終わるのでしょうか。たぶん、真犯人が別の場所で捕まって、こっちの包囲は解けて…って感じになるんでしょうが、警察組織が一方で犯人を包囲していながら、別の場所で犯人を逮捕なんて、実際にあり得るとは思われず…。
まあ、電王としての話の主題は、袴田と、彼を疑う火口社長=契約者に移ってますので、強盗の真犯人などどうでもいいといえばどうでもいいし、愛理姉さんやハナちゃんのぶっ飛びぶりを前にして、真犯人逮捕についてのリアリティなんてのは、それこそどうでもいい話でしょうけど…。


ストーリーの方は、カスミ草の話と同じく、最初は契約者が不明のまま進行。終盤で契約者は判明したものの、リュウタロスが暴走しちゃって、やばそうな事態に。
最初リュウタロスは、イマジンをおびき寄せるために契約者を攻撃したのかと思ったのですが、本当に契約者をムッ殺そうとしてました。やはりアブナイ奴だな。ていうか、一般人相手でも銃が当たらないのか。つくづく命中率低いな……。
キンタロスはテーマ曲のお披露目のために登場したような感じです。「化ける」と「泣ける」の勘違い……って、耳鼻科行って診てもらった方がいいぞ。もう何でもありだな(笑) ドスコイキャラにもますます磨きがかかってます。
ウラタロスも敵が水物なので久々に電王として登場でしたが、やる気無いのは相変わらず(笑) ていうか、こいつ何で刑事部長の弱味を握ってるんだ? 女性関係から聞き出したのは疑いないけど、そういう情報をピンポイントで抑えているあたりが素晴らしい(笑) 詐欺師としては抑えておくべき情報ってことか?
モモはほとんど見せ場が無かったですが、横っ飛びが面白かったデス。
あと、個人的にはメガレッドの登場が、と〜っても嬉しかったデス。


最後に、ゲキレンに引き続き、場所が銭湯というのは、何か意味があるのか?
俺の知らないところで、密かに銭湯ブームが起こっているとか。全国浴場組合が東映の大株主になったとか。

*1:いいのか?