修行その7 シュバシュバ踊ろう!

美希さんに隠し子発覚!
ダンスにはダンスで対抗!さらにダンスが得意な美希の娘なつめに周りと振りやリズムを合わせるということを教える話。


バトルパートとドラマパートがお互いにヒントを与え合う、というコンセプトは良いですが…。
残念ながら、ダンスを使ったアクションという慣れないアクションの拙さのために、それを十分に伝えきれなかった感があります。ドラマ内ではそれぞれに得たものがあったものとして話は進行するのですが、見ているこっちはどこでそれを得たのかがピンと来ない感じ。
ほんのちょっとダンス教室で一緒に踊っただけで、実践投入できるほどダンスが上達するというのも変ですし、実際にそのダンスアクションはダンスなのか格闘技なのかが中途半端で、殺陣に迷いがあるのか動きがもたもたした感じ。そんな調子なので、それを見たなつめが「シュバシュバ、いいかも!」と言うのも共感が薄い。


ダンス以前に、拳法を題材にしている時点で、スタッフ・キャストは厳しい選択をしているなという気がしますけどね。拳法は、ブルース・リージャッキー・チェンなど、もっとずっと上手な人の素早くトリッキーで流麗な技を昔から見てるので、どうしても見劣りして、もっさりした動きに見えてしまう。
まあ、でもセーラームーンでのバトル時のダンス風アクションも最初は違和感バリバリだったのがだんだん見慣れてきたのかこなれてきたのか、途中からあまり気にならなくなりましたから、ゲキレンもしばらくの辛抱だとは思いますが。


美希さんこと伊藤かずえのアクションはカッコイイな。
彼女クラスの女優は出演してくれるだけでもありがたいですが、あそこまでアクションパートに参加してくれるというのがまた素晴らしい。