EP-1

特撮ニュータイプを買って帰って眺めてたら、「おっと忘れてた。ライオン丸、今日からではないか」と気付いたので慌ててタイマー録画。*1


全然ヒーロー適性の無い*2男が、ある日突然ヒーローに……というお話は個人的には全く好きではないのですが*3ライオン丸Gはそれと真反対を行く内容でした。
でも面白い。悔しいが面白かった。*4
なんだか「きっこのブログ」辺りでも取り上げられてたので、特撮に興味無い人でも興味持った人がいるかもしれませんが、こういうのが特撮ヒーローだと思われても困りますからね。そこんとこ、よろしくご承知おきください。


主人公・獅子丸を演じるデモンナイト波岡一喜が、超星神の頃とはうってかわった延び延びとした演技をしています。ネオ歌舞伎町一のダメホストでインキンで借金取りにも追われているけど、非常に表情豊かで明るくマイペース。いい加減で腰抜けで正義感も無くヒーロー適性はゼロですが、悪人ではないし愛嬌があります。
話の流れ、場面転換も非常にテンポ良く……かと思いきや、どうでもいいシーンを妙に引っ張ったりします。これがまた妙に味があって面白い。
あっちこっちにパロディっぽいのも入れてるみたいだし。
脇役に過ぎない他のホストとかのキャラクターも異様に作りこんであるし。実在のホストをモデルにしてるだろ、これ。バカっぽいしゃべりがいかにもって感じだと思うし。マジで。みたいな。
一応ヒロインのサオリ(小林恵美)に「すいません、あいつすぐ来ますから。ウンコしてから」みたいなセリフを言わせる辺りもすげえと思うし。マジで。
監督は誰よ? 脚本/演出:大根仁。こいつか! トリックとかヴァンパイアホストとかの監督だな。なるほど。マジやべえ。

*1:これは10/1の出来事です

*2:肉体的意味でなく精神的意味で

*3:俺はヒーローものにどうしても道徳性を求めてしまう

*4:別に悔しがる必要はないのだが