34

未来のハイパーカブトが存在する以上、俺はいずれハイパーゼクターを手に入れる。そしてハイパーゼクターが時を超越できる以上、俺は最初からハイパーゼクターを手にしていたのだ――という超越理論によってハイパーゼクターを手に入れた天道。
すっげー! そんな裏技あったんだ!!
未来の自分に宿題をやらせようとするのび太理論と、お前のものは俺のもの*1というジャイアン理論をフュージョンさせたスーパー理論。無敵だな。


今回ハイパーゼクターを手に入れるための立役者となったのが、ニューヒロインの高鳥蓮華ですが、結局彼女は役立ったのかどうなのか。天道のスーパー理論をもってすれば、あんな苦労は全く必要無かったのではないか。いや、三島をしてハイパーゼクターを自爆させしめるまでに追い込んだことが、ハイパーゼクターの自立防御を促して、天道入手に至ったのかも知れない。
高鳥蓮華といえば、前回は謎キャラだったのであまり気にしませんでしたが、今回の彼女は自分本来の感情を呼び覚まされるというシチュエーションだったので、演技の拙さがかなり際立ってしまった感が。天道の料理を味わう時の恍惚感はなかなか良かったですが。


しかし、これは本当に手に入れたことになるのか? 手に入れてしまったなら、もはや無敵だけど…。要素はまだ出きってないからなあ。鉄仮面天道とか。
矢車のキックホッパーも、あれはいったい何なんだ? ZECTが作ったライダーでは無いようだし、間宮麗奈派でもない。
もう一人のパンチホッパーは影山君がなりそうな感じだな。ザビーの資格者というのは、揃いも揃って何か法則でもあるのだろうか。自らザビーの資格を捨てた加賀美は正解だったのかも知れない。


加賀美といえば、加賀美ガタックが「え?何、今の?」っていうほど呆気なく爆死して*2、その直後に時間を遡って助けられるという……あのシーンはどうなのか。うーむ。
あらゆる意味でカブトが超越しているというのが如実に示されたという点では良いのですが。そのために加賀美爆死、しかもあんな呆気なくというのはちょっと…。


あともう一人、笑い部分を一手に担う神代剣君ですが。店員が誤解するシチュエーションはともかく、子供服出されて変だとは思わなかったのかな(笑) 大人サイズの子供服がある洋服店ってのも(笑)
「人に恩を受けたら、大盛りにして返しなさい」
いい言葉だ。
ワームであるという事実を忘れさせる程に、ライダーからも離れ、世間的な常識もちょっとだけ身につけ、一人の人間として自立していく剣君。
ライダーとは無縁な存在になりつつありますが、彼の明日はどっちなんだろう。ワームひよりの明日とも関連するものなんだろう。

*1:未来の自分のものは今の自分のもの

*2:いや、死んでないかも知れないけど、一瞬の爆発までしか描写が無いのでよく分からん