21〜22

神代剣は実はワームだった!…という衝撃の引きを放っぽって、爺の正体にせまる謎にひたすらばく進中の天道総司です、こんにちは。


――21話のあらすじ――
クワガタ様に生贄を差し出せと要求されたドMの田所さんは、自ら生贄に志願して、非常に激しいプレイの末、重傷を負う。
それを聞いた真性Mの加賀美は、俺も俺もとクワガタ様との密室プレイに挑戦し、同じく病院に担ぎこまれてしまう。
その頃、天道は、神代剣の誕生日料理を巡って、爺やと料理対決の末、決定的な敗北を喫する。
爺やのことで頭がいっぱいの天道は、加賀美が重傷と聞いても無視…したいところだったが、どうも加賀美はワームに狙われているらしいので、寝込みを襲いに来たワームからは守ってやるのだった。


――22話のあらすじ――
ひよりメイドコス。しかもミニスカ。


爺やは何者なんだ? 天道が世界の宝なら、爺やは人類の宝らしいが。天道の言うことは話半分に聞いておいた方が良いとはいえ、彼がこのように敬意を払う人間というのも珍しい。

天道「お前には聞いてない。この方にお聞きしているんだ」
神代「俺の爺やだぞ。俺に敬意を払え」
天道「この方には敬意を払って当然なんだ」
爺や「坊ちゃまには爺が敬意を払っております」
天道「だったらお前は俺にでも敬意を払っておけ」

爆笑。
爺やの正体なんてある意味どうでもいいんだが、どうでもいいところに興味を持っていこうとするのがカブトの味。
支払いも銀のスプーンで…って、本当は金持ちじゃないのか? しかもそのスプーンって、何話か前に坊ちゃまに捨てろって言われたやつじゃないの? どうでもいいところがすごく気になります。


天道も、俺様世界一な割には、得意の料理で結構負けてるな。
ひよりの鯖味噌に勝てず。ザビー1号・矢車との豆腐料理対決でも、審査員・ひよりの好みの問題とはいえ破れてるし。今回は爺に完敗。
この狭い世界の中で、料理得意属性の相手には全敗だ。たいしたことないな。


しかしこのクワガタ様はイヤラシイなあ。
何がイヤラシイって、扉が開いても全然逃げるわけでもないところです。つまり、この装甲密室はクワガタを逃がさないための檻ではなく、奴は好き好んでそこに居付いてるわけですな。そこで適能者があてがわれるのをただ待ってるわけです。生贄を差し出させるヤマタノオロチみたいに。
しかも、適能者じゃなければ無視しとけばいいものを、徹底的に痛めつける。真性Sです。あ、それで真性Mの加賀美が選ばれるわけか。
田所さんも田所さんだ。加賀美にはっぱかけてワームの巣に送り出してしまう。あんな所に単身で乗り込んだら普通は死にます。部下思いでガタックに挑戦させなかった人とは思われない。やはり部下の身代わりなんかでなく、やりたくてやったドMということだろうか。


加賀美にベルトを装着させたのは誰? 弓削っち?
加賀美父がいつにも増して異様。いきなり「モーツァルト」とか言い出して、いったいこの親は何がしたいのか。
何はともあれ、ついにガタックに変身した加賀美。
ガタックって名前がなんだかなあ。カブダックみたいだ。
ガタックは最強ライダーらしい。そんなに圧倒的な感は無いけど、以前ザビーに変身した時の格闘センスの無さによるへなちょこぶりが全く見られなかったのは、やはり性能差のなせる技か。
ライダーキックはカブトのライダーキックよりカッコイイ。


たとえワームだったとしても、少年が見たがっていたムーンボウを見せてあげるという優しさ。加賀美のお人好しを嘲笑っていたワームも、それには感銘したのか、最後は爆風から加賀美をかばう。
前半どうでもいいような展開から、変身もかなり無理矢理に思えたけど、最後はきっちりと仕上げるなあ。