第38話 友情は時空を越えて・・・

拓人は成長したなあ……ってことにしたかったんだろうけど、どっちかというと、やたらと物分りのいい奴になったなあという感じ。偽善的なまでに。ちょっとキモい。(おい)
拓人は皆に夢や希望を与えてきたのだそうです。どの辺が?(おいおい) 笑いはかなり与えてもらいましたが。
アドに家族の素晴らしさを教えたのも、拓人ではなくその家族ではないかと…(おいおいおい)


最終決着に際し、唐突に登場する子供2人。初回に救出された子供で、通算3回目か4回目の出演ですが…。

あのお兄ちゃんが、きっと守ってくれるよ!

君らにとって、拓人の評価がそんなに高かったとは知らなかったよ。以前は明らかに小馬鹿にしてたように見えたのですが、きっと気のせいだったのでしょう。気のせい気のせい。


コスモカプセルの消滅を願った拓人でしたが、結局コスモカプセルは消えることなく、12人の手に1つずつ渡りました。

コスモカプセルは消えることはない。
だが、各自が1つずつコスモカプセルを守っていけば、コスモカプセルが揃うことはない。
我々がコスモカプセルを探していたのではなく、本当はコスモカプセルが我々を探していたのかもしれない。しっかりと守ってくれる人間を。*1

この決着はかなり納得いくものでした。自分を消そうとしてる人間を、コスモカプセルが自らの意志で助けるというのも変な気がしてたので。
12人のうちの1人が拓人の妹ってのがアレでしたが。彼女はほとんど1回しか活躍してないんだけどなあ。人数合わせか?
消滅させてしまって「はい、おしまい」という安易な終わり方ではなく、未来に繋ぐという終わり方をしたのが素晴らしいですね。それでこそ、別れのシーンもグッと来るというものです。


ブレアードは最後まで笑わせてくれますなあ。おみやげに納豆ご飯をいっぱい持たせてやりたかったところだ。
ケインは無事家族のもとに帰れることになって良かったね。ケインの家族愛はたびたび描かれてたもんな。
アドは拓人に感謝を述べ、友情を誓って去っていきました。柄にもないようであり、アドらしいとも言える。
こうして見ると、一人一人の人物像を、つくづくきちんと描いてたと思う。
でも、何でアドだけ、未来でなくこの時代の故郷の星なんだろう? 他の未来人と同じく未来に帰るのが順当なんだけど。アドの星は、宇宙海賊とかに関係無く、根本から間違った道を歩んでるってことでしょうか??


EDで、コスモカプセルがそれぞれ誰を選んだかというのも、なかなか趣き深くて良かったです。クワガタはサイクリードではなくブレアードを選んだか(笑)*2


実写版セーラームーンと時を同じくして始まった超星新シリーズも、これで終了です。感慨深いものがあるな。
来週からは楽しみが一つ減ります。今シリーズのウルトラマンが面白いのが救いですが。
3年弱にわたり、面白い番組をどうもありがとう。

*1:引用形式で書きましたがうろ覚えです。記憶からの引用。

*2:最初はサイクリードが手に入れたが、ブレアードがちょっと貸してくれと持ち出して、いつの間にかブレアードが「俺のコスモカプセル」として扱うように…(笑)