甦れ青春

今回はハヤタ、フジ、イデの科特隊OBが揃い踏み。
旧交を温め、同窓会というか、昔取った杵柄というか、年寄りの冷や水というか、そんなお話です。タイトルからして。
3人で映った写真は、実際に昔撮ったものでしょうか。もしかしてコラージュかもしれませんが、こういうのが使えるのもウルトラマンの歴史あればこそ、ですね。
イデ隊員ことダテ博士は、終始笑顔でなかなかいい雰囲気を出してました。


まだまだ若いもんには負けん3人の今回の功績。


ヨシナガ教授:
・怪獣フライグラーがトビウオの突然変異であることを冷静に分析
・フライグラーの弱点を的確に分析
・昔は綺麗だったのに…
形状から判断すれば、トビウオとは全く似ても似つかないので、視聴者の*110人中9人は「んなアホな」と突っ込んだり、目が点になったりしたものと思われるが、ヨシナガ教授は弱点も的確に言い当て、分析の正しさを証明する。
物事にとらわれない柔軟な発想からくる分析力は、ヨシナガ教授の天才的頭脳あればこそである。
そう、フライグラーがトビウオに似ても似つかないのは、決してプロットのミスとか、怪獣デザインのミスなどではなく、ヨシナガ教授の優秀性を端的に示す演出なのである!


ダテ博士:
・海空両用メカ・ダッシュバード3を開発
・腹が出たなあ…
怪獣フライグラーは海空を活動領域としており、ダッシュバード3が無ければ追撃不可能であった。これを発明した功績は大きい。
また、ダッシュには今のところ水陸両用はおろか、水中活動を可能とするマシンも配備されておらず、事実上初めての水中活動機であるダッシュバード3を、このように即座に実戦投入可能なレベルで提供できるのは、ダテ博士の卓越した技術力の賜物である。
元々ダッシュ用に開発したわけではないが、ショーンが勝手に「ダッシュバード3」と命名し、博士の抵抗空しくトミオカ長官が乗り込んで既成事実化してしまい、ダッシュに接収されてしまう。
軍部の下に置かれる技術者の悲哀を体現するキャラクターでもあると言えば、あの笑顔にも複雑な深みが垣間見えることであろう。
以下にダッシュバード3の詳細をご紹介しよう!


ダッシュバード3>
ダテ博士の発明した新型マシン。
唯一の水中活動機でありながら、高速性能に特化したダッシュバード1に匹敵する高速飛行能力「マッハ5(成層圏内)マッハ7(成層圏外)*2」をも兼ね備え、しかも「アタッチメントで地底探査まで可能*3」という究極の万能マシンである。
水中での航行速度は「原潜を凌駕(りょうが)する時速60ノット(最新原潜でも最高25ノット程度)のスピードで海中を泳ぐ*4」という怪獣フライグラーを追尾するのに十分なスピードを有する。
これだけ早いにもかかわらず、一見は遅いように見えるという謎の機能までついた、脅威のスーパーマシンだ!


トミオカ長官:
ダッシュバード3に乗り込みフライグラーを追撃
・フライグラーの弱点を撃ちウルトラマンマックスを見事に援護
・今回はいつもと違って呆けてません!
どいつもこいつも怪我したり打ち落とされたりして頼りにならない中、自ら一兵卒としてダッシュバード3に乗り込み、死地に赴く。
「高度経済成長の過程で生み出してしまった負の遺産たる怪獣は、我々の世代で解決する!」という堂々たる主張には、「だったらいつもお前が出撃せいや!」と突っ込む隙も無い。貫禄である。
この実行力や決断力、そして撃墜され気絶しても再び出撃する精神力やタフネスさ、さらに的確に弱点を射抜く技術力と集中力は、若い者の追随を許さない。
それから、オイシイところを持っていく演出力や運の良さも。
あと、巧みに長官まで上り詰めた世渡り上手さとかも。

*1:少なくとも大きなお友達

*2:公式ページより

*3:公式ページより

*4:公式ページより