怪獣漂流

この一家ってどこかで出てきましたっけ?
なんか見覚えある気がするんだけど、ま、いっか。


目が覚めたら体内組成が変わって落ちてきてしまう怪獣を、眠らせたまま誘導しようという今回の作戦。
眠ると体内に亜空間プラズマができるって、いったいどういう進化の必要性があったらそんな怪獣が生まれるのかまったくわかりませんが、とにかく難儀な怪獣ながら、本人に悪気は無いのでなんとかしてやりたいなという、ウルトラマンでしか許されないタイプのお話です。
怪獣を起こさないよう、町の人々が静かに静かに抜き足差し足で日常生活を送ってますが、それよりもまず怪獣直下からは逃げるのが先だろうとか、そんなまともな突っ込みをしてはいけない雰囲気と面白味があります。


ただ、基地内の長官と隊長はいただけない。
「よし、事態は好転した!(ガッツポーズ)」って、そんなに好転してないし、あんた何もしてないだろう。楽観的な割には、自分のネーミングとかがすべるとひどく落ち込むし。情緒不安定だ。呆けてきてんじゃないのか。
隊長に至っては、目にクマ作って「いかん!」と、ただぶっ倒れてるだけだ。
楽観と悲観の対照をこの2人で示そうとしたのだろうけど、常日頃からのでない取ってつけたような性格を突然付けちゃいけない。長官の呆けは一貫したキャラ設定みたいだが。
この2人のキャラがもうちょっとしっかりしてると、マックスももっと面白くなると思うのだが。
ショーンとかならギャグキャラでもいいけど、隊長と長官は真面目じゃないとダメだ。真面目ゆえに状況によっては妙に可笑しいという演出はあっても良いけど。