第7話 追憶・1960

「こちらの状況は非常に厳しいが、心配は要らない」と言うシャーク隊長の通信が、爆発音とともに途中で途絶えた。
……
余計心配になるじゃねーか!(笑)
何か伝えなきゃいけないことがあるならともかく、心配するなとだけ伝えてきて、それが途中で途絶するとは……。
意味無いというか本末転倒というか、そんな連絡ならしない方がいいだろ。
ていうか、何も戦闘中にやらなくても、もうちょっと落ち着いてる時に連絡すればいいじゃん。


それはさておき、今回は宗二郎とシャーク隊長の過去の邂逅を描くストーリー。
宗二郎が拓人に託したストレージリングとか、1960年に一度コスモカプセルと集めているとか、これまでも片鱗としては語られていた過去の経緯が明らかになります。
若き日の宗二郎役と拓人の人が演じます。宗二郎も若い頃は拓人と同じような人柄ですが、少なくともエンジニアとしては当時から天才的で、その辺は拓人とはだいぶ出来が違います。
拓人の方も今回はいつもの人騒がせなキャラではなく、レミーのためにタイムカプセルを提案するなど、人の気持ちのわかる対応を見せていて、いいですね。500年も先まで読める状態で保存されているかどうかは非常に疑わしいですが。


宇宙船が直ると、シャーク隊長はコスモカプセルを全て集めて願いをかなえることで、未来に帰って行きました。いったんは未来の帰還を断念して、宇宙海賊の侵略ストップを願おうとしたのですが…。
シャーク隊長がどうしても帰らなきゃいけない理由って何だったのでしょう。「今は言えない」ということで謎のままになってしまいましたが。レミーの出生の秘密と関係あったりするのかな?
ていうか、そんなに急いで帰らなくても、帰着する日時だけ合わせれば、いつ帰っても良かったんじゃないの? まず宇宙海賊の侵略を止めるようにお願いして、それからもう1回コスモカプセルを集めて、改めて未来に帰れば良いと思うんですけど。
それとも1回願いをかなえると40年くらいはただの石ころになっちゃうとか、そういうことがあるのかな。ドラゴンボールは1年ですけど。