Stage.30 伝説の力〜マージ・マジ・マジ・マジーロ〜

マジレンジャーがレジェンドマジレンジャーにパワーアップする回です。
イーブルアイスとイエティに歯が立たなかった兄弟は、氷には氷ということで、母に氷魔法を授けた師にして、伝説の5色の魔法使いの弟子筋にあたるマジトピアの長老格スノージェルに会うため、「嘆きの海」と呼ばれるマルデヨーナ世界に向かう。
しかし、スノージェルは、力を持ったがゆえに不幸な結果となった小津家の父と母、そして力ゆえに道を踏み外したライジェル、これらの前例を見て、「力があっても誰も守れない、不幸になるだけ」と、文字通り「嘆きの海」に沈んで、固く心を閉ざしていたのだった。


スノージェルの説得までの流れが非常にあっけなかったです。
そもそもスノージェルに会うまでの展開も、たまたま魚釣りをしたら怪魚に飲まれて胃の中でスノージェル発見という、有り得ないような偶然かつ能天気な展開でしたが。


スノージェルは指輪に光る勇気の証を見て、魁たちを信用し、彼らに5人に潜在する力を引き出します。
確かにここ5回に渡って、各人が伝説の魔法使いたる資質を示すエピソードを続けてきたわけですが、5回続きともなってしまうと、前との繋がりを忘れてしまうというか、伏線性が希薄になってしまうというか。
今回改めて資質を問う試練があるわけでなく、といって「勇気」のシーンをフラッシュバックするわけでもなく、指輪で勇気を示すだけでは、何ともあっけなく、タナボタ的パワーアップの印象が拭えません。
せっかくスノージェルが赤ちゃんのなりをしているのだから、せめてスノージェルだと気付かずに、善行を施すとか、怪魚からの脱出で勇気を示すとか。ありきたりですが、そういうのがあった方が面白かったんじゃないかなあ。


ていうかさあ、別にパワーアップしなくても、前回覚えた新魔法で剣を強くすればイーブルアイスも斬れるんじゃ…?
ダイアモンドの100倍の固さ(自称)の杖を斬ったくらいなんだから。
そんなことをすると、絶対に斬れないバ●ダイのテコイレが襲い掛かってくるのか。


レジェンドマジレンジャーは、名乗りも技も、バンクがド派手ですね〜。カッコイイからいいけど。
ただ服装は、マントが無くなったのが残念。
マントが無いと魔法使いという感じがしないです。せっかく杖が出てきたので、もっと魔法使いっぽいデザインが似合うと思うのですが。
技の方はダイアルの1より2の方が強力な技だったわけですが、今後3,4,5,6と、さらに強力な技が出てくるのでしょうか。末恐ろしい感じ。


インフェルシア最強の冥獣人を倒し、自らもここまでパワーアップしてしまったマジレンジャー
次回以降、パワーバランスは大丈夫なのか?
次回は、どうもそのレジェンドパワーも安易には使えないというお話みたいです。