Stage.4 魔人の王様〜マージ・ジルマ・マジ・ジンガ〜

今回の魔法戦隊マジレンジャーは、魁と麗の姉弟愛を軸に、新要素の魔法110番、麗のパーソナルスキル=占い、サブタイトルにもなっているマジキング初登場と、見所たくさん。


オープニングで、麗が大切にしていた母親の形見のコンパクトを、不注意で割ってしまう魁。
2人の喧嘩と、「周りをよく見て行動しなさい」という麗の忠告、そしてコンパクト、これらが全てストーリーの重要な要素になってて、上手い脚本です。


魔法110番、手のひらにMと3回書いて、有明の月に向かってお願い…って、有明の月じゃないと駄目なんすか?
月のうち半分くらいは有明の月は出てないと思うんですけど。
むぅ…メルヘンのために実用性を犠牲にしたか…。
まあ、ヒーローとはいえ無償奉仕な彼らですから、月の半分くらいはお休みじゃないとやってられないよね。新月の頃事件に遭っちゃった人は、すいませんが半月ほど我慢してください。


今まであまりスポットが当たらなかった麗ですが、弟を叱るしっかり者の姉、たとえ喧嘩してても弟のピンチには身体をはって助ける心優しい姉、という面が見えます。
普段は温和だけど一度怒ると手がつけられないらしい。
麗の占いで行方不明者の居場所が判明し、みんなは早速出動しますが、麗だけは水晶の前から動こうとしません。皆は麗がまだ怒ってるからだと勘違いしますが…。実は麗は、敵の弱点を探るため、まだ占いを続けていたのでした。冷静ですね。
翼などは「うら姉は情が厚いから…」となんとなくエロいことを言ってますが、情の人というよりはむしろ理知の人という感じです。
それでもいざとなると情に走る。なかなか理想的なヒロイン像です。


一方、魁の方は、お調子者でおっちょこちょいで、考え無しの無鉄砲で、まだまだガキンチョですが、麗を元に戻すため涙流しながら魔法を唱え続けるシーンなんて、素直で心優しいいい子ですね。
麗が元に戻って、抱き合って喜ぶシーンや、誉められて照れるシーンもよかったです。
中の人の演技の方が若干まだアレですが、まあおいおい良くなっていくのではないかと。


マジキングは、1号ロボのくせに翼付きで、防御もできれば空も飛べそうな優れた形態。
また「ナンバー1」ってのが気になるところです。タイムロボαβみたいに、別の合体形態でもあるんでしょうか? でも、ドラゴン形態にもなれることだし、それ以上はオモチャ的に無理か。
では、巨大化に第2のパターンがあって、別の合体形態ができるんでしょうか?
さらに第1のパーツと第2のパーツが互換可能で、ガオレンのように多彩な合体形態ができたりすると、オモチャ的には面白恐ろしいことになるなあ。敵のウルカイザーとは互換できるらしいですが果たして…?
でも、ロボが1体しか出せないとクリスマス前辺りに厳しいから、2号ロボは自ら巨大化ではなく、召喚獣かもしれないですね〜。
…などと気の早い想像をしてみたりして。
いや、毎回サブタイトルにキーとなる魔法の呪文が付いてるから、次々と新アイテムが出てこないとタイトル的に厳しいのかな〜、そうなるとオモチャはとんでもないことになるな〜、と思ったもので。