恋文日和

渋谷・アミューズCQNで絶賛上映中の「恋文日和」に、小松彩夏ちゃんの舞台挨拶があるとのことで、行ってきました!
セーラームーンの「ソングコレクション」イベントも、写真集「日直」イベントも行けなかったので、久々の彩夏ちゃんイベントです。
大忘年会から徹夜明けで、1時間かけて一旦帰宅し、またすぐ映画のチケットを取りに1時間かけて渋谷へ出て、カラオケ館で4時間半ほど仮眠を取るという、無駄の多い動きの果てに参加しました今回のイベント。
目的はもちろん小松彩夏の舞台挨拶なわけですが、映画の方も予想以上に面白く、堪能できました。てことで、まずは映画の感想から。


『あたしをしらないキミへ』
脚本・監督/ 大森美香 出演/ 村川絵梨弓削智久
立ち入り禁止の学校の屋上を舞台にした文通交換。女の子の方は男の素性を知っているが、男は女の子が誰なのか知らないというシチュエーションが面白いです。
女の子の心理がよく描かれてる、心温まる青春ストーリーですね。汚れきった心が洗われるようです。
女の子が恋に敗れたと思った時、男の子*1の取った行動がなんともドラマチック。女の子の気持ちで書いた理想の恋って感じですね〜。


『雪に咲く花』
監督/ 須賀大観 出演/ 小松彩夏田中圭
小松彩夏ちゃんが大変なことになってます。セーラームーンの冬場撮影なんか目じゃない過酷な撮影環境で。
とにかく不遇な美少女役を彩夏ちゃんが好演。結構気が強く、それゆえに誰にも助けを求められず、夢も希望も持てない少女。そんな彼女が、助けを求めてというより、遺書に近い差出人不明の手紙を男の子に出すところから話が始まります。
切なくなるというより、可哀想でいじらしくて、胸が痛くなります。


イカルスの恋人たち』
監督/ 永田琴恵 出演/ 玉山鉄二塚本高史當山奈央Buzy
恋人の話というより、兄弟の話が主なのかな。家で見るのとは違う、恋人と一緒の時の兄の知られざる姿を知る弟の話。
兄の死後、弟は初めて兄の本当の姿を知る。人を知るということは、難しいことであり、暖かいことであるなあ。


『便せん日和』
監督/ 高成麻畝子 出演/ 中越典子、大倉孝ニ
上の3篇の合間合間で少しずつ話が進みます。お手紙屋さんに勤める女の子。彼女は店長が好き。でも店長は毎週決まった時間に訪れる美人のお客さんが好き。
2人とも自分の気持ちを相手に伝えることができず、店長の気持ちを知ってる女の子は、店長を応援し、けしかける。が、それは本当は、勇気を持てない自分にはっぱをかけているのでした。
中越典子の演ずる女の子は、とても生き生きしてるけど、部屋の中とか店長の写真だらけで結構ヤバイ。自作自演用の小道具まであったりして。一歩間違うとストーカーだよ、これ。

*1:弓削っちには合わない表現だな