鉄人28号 #11 超人間ケリーの最後

サブタイトル調べようと思って公式ページ見たら、9話のあらすじまでしか載ってないじゃん。
それはそれとして、ケリー3部作はなかなか面白かったです。
最後のエピソードは、まあこうなるんだろうなというのは予想ついてたわけですが、お涙頂戴話というのは、意外な展開よりも、ああやっぱりそうきたかという展開の方が泣けるわけで。


「修理するふりして動けなくしてきた」という敷島博士。腹黒いとは思ってたが、ついにあからさまに非道マンぶりをカミングアウトか…と驚愕してたら、ケリーの変装でした(笑)
ロケットのジェット噴射を利用してギルバートを倒すところはちょっと燃え!
宇宙の星空が見えた瞬間、力尽きて落下していくケリーが哀れでした。永遠に衛星軌道上を周回させてあげられればよかったんだけど。
初めから穏便に事が運んでいればねえ、2人の博士も死ぬことはなかったし、鉄人やギルバートが大暴れすることもなかったんですが…。でもそれじゃエピソードにならないか。


ところで、超人間は寿命が短いとのことですが、機械部品は交換可能だろうから、機械化された心臓よりも、脳とかの生体パーツの方が持たないという方が、理に適ってるんじゃないのかなあ? お話的にも、殺すつもりはなかったのにうっかり殺してしまった、というよりは、脳に異常をきたしたせいで…という方がすっきりすると思うんですけど。
ケリーの願いはただ宇宙に行きたいということだけなんだけど、凶暴化し、殺人まで犯してしまう。正太郎としてはつらいが、鉄人でケリーを止めなければならない。その方が、鉄人の正義も立つし、悲劇性も増すような気がするな。この話では、ケリーは犯す必要のない殺人を犯してしまい、鉄人は邪魔する必要のない邪魔をしたことになっちゃってるので。
まあ、ここら辺は原作通りなんだから変えられねーよ、ということかも知れない。