32話 宇宙飛行士の悪夢

超古代の大戦時に戦死した宇宙人の亡霊が、今も地球軌道上にさまよい、宇宙飛行士に取り憑いてしまうお話。
宇宙人の亡霊は、伝通院先生にやられて体液を残してたりするので、ただの残留思念のような亡霊とはわけが違うような気もしましたが*1、最後は死んだことを理解させて成仏していただくという、普通の亡霊に対する扱いでした。
親子愛が描かれていながら、取り憑かれた宇宙飛行士が元に戻るためのシーンに娘が絡んでいないなど、なんか片手落ちなところもありますが、序盤のあやしい人影が実はNASAのエージェントだったり、転換がピシピシと効いてて、無難に面白い話でした。
無難に面白いなんて…グランセイザーはそんなんじゃダメなんだ!(笑)


それにしても、水晶板は、一兵士の死に様まで克明に記録されていたり、敵の攻撃を跳ね返したり*2、さらには亡霊調伏まで、非常に高性能かつ万能アイテムですな。
NASAに地球が守れるか? 地球を守れるのはグランセイザーだ」と言い放つ御園木さん、カッコイイ!
たいして難しいこと言ってない英語に、「何て言ってるの?」という天馬の表情があまりに屈託無くて笑えます。

*1:原形細胞タイプの宇宙人で、一部の細胞になって知性を失っても思念の一部が残るとか

*2:壊れるだろ、普通(笑)