Task.46 目覚めた闇〜Task.47 絶望の函

心の中の光と闇の戦いで、光が勝つ!みたいな話って、あまりに単純化し過ぎな感じがしてあまり好きじゃないんですよね。自分の心の中にもドロドロな闇があるのは自覚してるし、光が勝つってのは結局その闇を消滅させることではなく、抑えこむだけのことじゃないかってのが分かってるので。
その点、今回で解決させずに真墨が姿を消すという形で引きずったのは良かったかな。
おかげで48話では明石がリュウオーンの姿に冒険者の闇の面を垣間見るというシーンで相乗効果となりました。
「俺の仲間が今、独りで心の闇と戦っている。俺も負けるわけにはいかない」の明石のセリフはぐっと来たな〜。


ただ、真墨の心の闇ってそれほど重症なんでしょうか。闇の三つ首竜が、人間誰しもが持つ心の闇を無条件に増幅してパワーにするようなプレシャスなら、どうということもないのですが。人を選ぶプレシャスで、闇のヤイバですら反応せず、あえて真墨を選ぶとは…。
あと、なんで闇が宇宙からやってくるのか。月にダークアルマーかクインメタリアでもあるのか…ってセイザーXか!セーラームーンか!


48話は、上述の明石とリュウオーンのやり取りはなかなか良かったし、強者の弓をかわしながらその矢をアクセルラーで受けて変身とか目茶カッコよかったし、リュウオーン様の秘密がいろいろとわかった*1のも良かったですが、納得いかない箇所もたくさん。


「怖れていた事態が起こってしまったよ」って、ミスターボイス! 怖れていた=想定していた事態なら、保管庫爆破なんてあまりに安易じゃないか!
人類の叡智だからこそ、適当な方法で処分するのでなく、あえて大切に保管してあるんじゃないのか!?
保管庫のつくりもえらくちゃちぃし…。冒険者の宝物が保管されてるんだから、もっとこう、対侵入者用のトラップが無数にあるとかさあ…。ボウケンジャーを使いっ走りにする組織なんだから、プレシャスパワーを駆使して、相当強固なセキュリティシステムがあってしかるべしだろう?
だいたい、爆発したら危険だっていうプレシャスだってゴマンとあるのに、それを爆破しちゃっていいのか???


それに脅威のパワーを身につけたガジャも。
以前にゴードムエンジンを戦闘員に埋め込んだ時は、その負荷に耐えられずに体が崩壊してましたから、3機も埋め込むのはちょっとした冒険だったに違いありません。自分の身体にそれをやるとは、その覚悟や良しですが。
でも、所詮ネオパラレルエンジン相当のゴードムエンジンが3機ばかりでは、そう勝てないほどなパワーでもないじゃんと思うわけですよ。ボウケンジャーだってそれぞれネオパラレルエンジンのパワーを得ているわけだから、真墨がいなくたって5機分のパワーはあるわけでしょ。


あと、結局ラスボスはガジャなのか。てっきりサージェスこそが一番の巨大な悪だと予想してたのに。なっかりだわ。

*1:ジャリュウってああやって生み出されるのか〜とか、肉体の限界をプレシャスで補っているのか〜とか