第51話 黒い月夜のクリスマス

剣士同士の戦いに決着をつけるべく、また女性関係に決着をつけるべく、オマケのラスト1話……かと思ったらもう1話あった(笑) 次回が最終回だ。


ジャークムーンが剣二のライバルというのは、かなり今更感がありますねえ。
ジャークムーンはサンダーリュウケンドーによく分からないやられ方で途中退場して、その後日食での一度限りの復活で剣二とは決着が付いており、以後はメカニムーンとして再生されて下っ端扱い、一方の剣二は以後数々のパワーアップをしてますので。
カニムーン時の記憶が無いジャークムーンにとってはともかく、剣二の側からすればもはや好敵手ではないと思うのですが。それとも日食の時のは真の決着ではないという感想なのかな? そうだとすれば、あの時点では引き分けか剣二の劣勢でタイムアップとすべきでしたが、剣二が勝っちゃってるしな。
例えば、大魔王グレンゴーストとの戦いで、魔弾キーの力を使い果たして、初期リュウケンドーにしか変身できない状態での決着とかなら燃えたんですが。最後のSHOT情報が、原点に返って鳴神龍神流剣術だったのは良かったです。


一方、方便として仕組まれた鈴とのデートは、クリスマスというシチュエーションを使っておきながらも何の進展も無し。ジャークムーンとの決着を望む剣二の気持ちを鈴が知る流れは良かったですが。
むしろ剣二との戦いが、ジャークムーンにとってのクリスマスプレゼントだったという辺りが、なかなか他の作品には無いクリスマスの使い方でした。