Task.25 禁断の果実

馬鹿が知恵の果実によって突然天才になったらどうなるかという、「アルジャーノンに花束を」みたいなお話*1
ダメダメな敵に情がわくというありがちなお話ですが、女の子ではなくシルバーがその役になるというのはちょっと意外性のある展開。
ゴミから作られたアクタガミが、ゴミの視点で人類による環境破壊を問題提起する!――なんてご大層なものでもないけど、アクタガミと映士の友情と立場の違いという微妙な繋がりが、ストーリーをよくリードしてたと思います。


残念なのは、馬鹿の方のアクタガミとあまり交流が無かったことでしょうか。そっちの方こそ純粋で無垢なアクタガミだと思うのですが、最後に元に戻ったアクタガミが映士の記憶まで無くしていたのが残念です。
「森の中で見つからないように生きろ」って野生動物じゃないんだからさ。あの馬鹿じゃ生き延びられないだろうに。


アクタガミはボウリングの指の穴みたいな*2口ですが意外と大食漢ですね。
同じくボウリングの指の穴みたいな目は、知恵の果実を食べて天才になると、なぜかメガネをかける。頭いいやつはメガネをかけているというステレオタイプなデザインもさることながら、あの文字通り節穴な目にメガネというのはいったいどういう働きをするのでしょうか。穴ぼこしかない目なんだから、悪くなりようが無いだろうに。
あと、風のシズカは普通にパジャマ着て寝るんですね。

*1:いや、そんな文学的じゃないか

*2:ていうか、そのものですが