マスター・オブ・サンダー 決戦!!封魔龍虎伝

初日に観てきました。舞台挨拶は目当ての2回目が取れなかったので、芳賀優里亜目当てで3回目で。


映画の内容は思っていたよりもかなり面白かったです。
まず最初のアクションシーンがかなりインパクト有りです。見てて本当に痛そうだもん。ていうか、こっちが痛くなりそうだもん。
アクション一辺倒ではなく、コメディ要素が程よく入っていて、劇場内でも結構ウケてました。芳賀優里亜のシャーペンぶっ刺しのシーンなどは結構キテます。
木下あゆ美がトラックにはねられるシーンは何の意味があったのかとか*1、アドゴニーは最後はどこで活躍したのかとか*2、消化不良となってしまった要素もありますが*3、総じてストーリー的にも破綻は無く、とても楽しめる内容でした。
こまっちゃんの技も綺麗に決まってたしね。


やはり倉田保昭がいいですな。映画版ボウケンジャーでもそうでしたが、コミカルな部分も適度に出して、非常に魅力的なキャラクターを作り出してました。
千葉真一との共演は初めてとのことで、もうとっくにどこかで共演してるかと思ってたので意外でした。この企画も倉田さんのたっての希望で実現したそうで。若手にアクションの真髄を伝えていきたいという思いもあったようで。
日本ではアクションという分野が一段低い扱いだからなあ。それで香港やハリウッドに出て行ってしまったお2人が、この映画で初めて共演したというのは、非常に意義深いものがあります。
この2人の直接対決が、やはり一番の見どころでしょう。迫力あります。いい歳なのに体術も若手に負けてませんが、間とか表情とかが絶妙です。表情というのは、顔だけじゃないのですね。身体の動きがまた表情なのです。


私が観た回の舞台挨拶は芳賀優里亜椿隆之永田杏奈、平中功治の4人で、上映後の舞台挨拶でした。木下あゆ美倉田保昭も見たかったけど、取れなかったので仕方ない。
この4人の中で、平中功治が非常に面白く場を盛り上げてましたね。異様に反応がいい人です。俳優じゃなくて芸人なんじゃないの? そこいらの芸人よりよほど面白いです。
永田杏奈さんはカブトの知的なイメージとは違い、映画では喧嘩殺法の姉御肌でしたが、実際の印象も後者の方が近い感じです。エレガントなワンピースを着ててもそう感じさせるのだから、まあ間違いないでしょう(笑)
芳賀優里亜はちょっと化粧濃い目でした。仮面ライダー555以来、苦節4年目にして初めて実物を拝みました〜。写真撮影不可だったのが残念です。「マスター・オブ・サンダーを盛り上げていきましょう!」てなことを2回か3回言ってました。こんなブログでも役に立てるなら喜んで。
椿隆之は映画では子供相手だったので、イマイチ見せ場が無かったのですが。子供にもひたすら謝ってお手柔らかにお願いしたそうです。


本編も非常に楽しめましたが、舞台挨拶もとても楽しく、2倍得した感じです。でも、この映画のためにシネマート六本木には都合3回足を運んでいるので*4、すっごい得したって感じでもないですが(笑)
でもパンフレットがあの小ささ薄さで900円は高いなあ。買ったけどさ。

*1:倉田保昭お守りの効果証明のため?

*2:ここで活躍しなかったら、こいつは何のために一緒に修行してたのかと…

*3:たぶんカットの結果だと思いますが

*4:前売りを買いに、舞台挨拶の整理券を取りに、映画を観に