胡蝶の夢

なんかもうイッちゃってます。
実相寺監督作品には不思議な味わいのあるものが多いですが、その中でもかなり飛ばしてる方です。
ウルトラマンマックスの世界を脚本の中のメタワールドとして出しちゃってますが、いいのかそこまでぶっちゃけちゃって。ほとんど反則レベル。
変身するのもカイト隊員じゃないし。いいのかそんなオッサンで。ほとんど犯罪レベル。
大人的にはそういうのもアリかなと思うとしても、子供番組として超えちゃいけない一線を余裕でクリアしちゃってる気がする。
K点超えです。
ここまでイッちゃってる内容を、夢なんだか現実なんだかよくわからないという曖昧模糊な状況に置くことで、外伝風なエピソードにしているというか、いつでも闇に葬れる状態になっているのがまた見事というか何というか。
子供たちは意味もわからず、ただあのオバサンの顔を夢に見てうなされないよう祈ります(笑)
あと、無機質でつかみ所のない敵が一番怖いってことでできた怪獣、魔デウスですが、完全生命体イフも似たような成り立ちだったんじゃ…。


マックスは時々コンセプトがよく分かりませんな。
低年齢層向けなのか、懐古趣味な昔のファン向けなのか、錯綜していると思う。
次回は「甦れ青春」。ビバ、イデ隊員。オールドファン万歳。