妖怪大戦争

Sweets Forestが早く片付いたので、映画でも見ようということになり、場所をホームの新宿に移して見てきました。
すっごく面白かったお!


特に事前に調べもしなかったのですが、とにかく観たかったのですよ、直感的に。今思えば、きっと妖怪レーダーが反応していたのでしょう。
で、あんまり予備知識無く行ってみたのですが、観に来てる層はなんか子供がやたら多く…。親子組や小学生くらいの友達同士とかがほとんどでした。
むむ〜、夏休みを当てこんだ、子供向け映画だったのね。まだあとライダー&マジレンもあるし、セイザーXもあるっちゅうのに、しばらくは子供映画ばっか見ることになりそう。
端の方の席には1人で来てるらしい割と年配のオジサンがポツリポツリと。こちらは妖怪ヲタな方でしょうか?


映画の内容は、思ってたより笑えるシーンが多く、これは確かに子供でもすっごく楽しめるに違いない。もちろん大人でもすっごく楽しめました。


神木隆之介君の演技がいいですね。
東京から越してきたやや苛められっ子の気弱な少年が、お祭りでたまたま麒麟送子に選ばれてしまい、それをきっかけに冒険に巻き込まれていく。臆病な少年が、おじいちゃんを助けるため、お姉ちゃんを救うため、ペット(?)を救うために、勇気を振り絞ります。
「ぅわぁ」と驚くの図、「無理無理無理…」と首を振って震えるの図、「なんで?なんで?」と分けもわからず逃げ回るの図、囲炉裏の中にずっこけるの図…。とにかく可愛くて可笑しいんです。


数多の個性的な妖怪が出てきますが、妖怪大好きな面々があらん限りの愛情を注いだ様子がうかがえます。作る人が楽しんでて、それが内輪受けに終わらずちゃんと伝わってくる映画というのは総じていいものが多いですが、これはその典型ですね。
竹中直人の油すましとか、ぬらりひょん忌野清志郎とか、ヤバイですよ。今後彼らを見た時には、絶対妖怪の姿が重なって吹いちゃいますよ。
阿部サダヲのカッパの「鬼太郎んとこではええ顔しとるやないかい!」には、場内でも大ウケでした。
あと、高橋真唯演じる川姫がいいですなあエロくて。いつも濡れてるふとももとか。横がほとんど開いてる衣装とか。雫がふとももを伝うアップ映像が何回かあったのですが、あれはパパサービスですか。
栗山千明のアギもいいですエロくて。
豊川悦司もいい味出してます。恐ろしい加藤保憲のイメージとしては、やはり元祖の嶋田久作に及ばないかもしれませんが、でも十分存在感のある加藤保憲だし、ラストのあれは加藤のイメージが定着し過ぎている嶋田にはちょっとできまい。
ラストに関しては、挿入歌の秀逸さとか、言いたいことが山のようにあるのですが、まあ、これ以上ネタバレはしない方がいいですね。


とにかく楽しい映画でした。
もう一度観たいくらいだし、DVD出たら買っちゃうかも。この類は特典映像も豊富で面白そうだしな。