電車男

奥さんと一緒に劇場版「電車男」を見に行ったら、かなり面白くて、奥さんにも大好評でした。
んで、TV版も見てるんですが。
正直ほとんど期待してませんでした。映画は2時間でコンパクトに収まってるからいいけど、傍目からみてそんな大したイベントのあるドラマでもなし、1クールドラマはきっついでしょ。
それに、前番組の「恋に落ちたら」が有り得ない展開ながら凄く面白かっただけにねえ。


で、電車の第1話は、そのほとんどしてない期待をも裏切って、最悪ダメダメ。
劇団ひとりの方は割といい感じ出てるんだけど、肝心の主人公のちびノリダーの方が、オタクというより単なる気の弱い男だろ、あれじゃ。オタクとしての方向性も定まってないし。
脚本の武藤将吾という人は、オタクの何たるかを分かっていないようだな。


ヌルい。ヌル過ぎる。
そんなヌルいオタク――つまり一般人に近いということだが――なのに、なんであんなイタイ目に合うのか。本人がイタイ人じゃないのに、自殺しかけるほどイタイ目見るというのはひどい。そういうひどさを売りにした昼ドラみたいなドラマもあるけど、電車男はもっと平々凡々なドラマだと思う。
人生の岐路をより劇的にしようという演出なんだろうが、かえってリアリティが無い。
一億総オタクの日本にあっては、秋葉オタクもそんなに忌避される存在ではあるまい。もっと上手に無視される存在であろう。
その方がリアリティがある。その点、映画版は上手かった。


そんな感じで2話以降は見る気無かったんですが、奥さんが見てたので、途中から一緒に見ました。
まあ、1話よりは良いんでない?*1
来週以降見るかどうかは、奥さんにかかっている。

*1:2話のレビューはこれだけ