ミラノ 自由行動編

午後は自由行動で。
天候は残念ながら降ったりやんだりの雨模様。でも歩き倒しました。
地下鉄が他都市よりは多くて便利っぽいのですが、不慣れなのとちょっと怖かったので、午後の自由行動は全行程徒歩です。
ミラノの街は通りの名前が角々に出ているので細い裏道でも分かり易いです。地図持って散策するのが楽しくなる町ですね。
一方通行や進入禁止が多いらしく、バスで走ってると方向がさっぱりわからんのですが。
タクシーは迷わずに済みますが、流しが無いので、拾える場所は限られています。


●ドゥオモの上
まずは真っ先に登りに来ました。
階段コース(4ユーロ)とエレベーターコース(6ユーロ)があり。体力勝負の階段コースに挑戦。
無数の尖塔が立ち、その一つ一つの上に全て彫像が立つ。いたるところ彫刻で装飾されており、こんなの建てるのにはいったいどれほどなコストがかかるのか、考えたら目が回りそうなすっごい建造物です。
一生に1回は登っておくべき、と言われるそうですが誇張ではないです。
●ドゥオモの中
旧約聖書新約聖書、黙示録を記したという正面3枚の大ステンドグラスが圧巻。
ですが見所はそこばかりではないです。絵画もでかくてスゴイし。宗教の圧倒的なパワーを実感してしまいます。
どれだけの情熱が終結したらこんなものができるんだろうか。こんなのが自分の町にあったら、俺でもキリスト教徒になっちゃうなあ。
●アンブロジアーナ絵画館
休館! 改修工事中らしい。残念。
●サンタンブロージョ教会
裏道を通ってミラノで一番古い教会へ。
建物も古いですが、天井絵も古式な感じ。
ちょうど日曜ミサで、椅子が満席になるほどな信者が参列してて、ちょっと感動。ミサ中などはあまり興味本位で入っちゃいかんのだろうけど。
レオナルド・ダ・ヴィンチ国立科学技術博物館
ダヴィンチの多彩な業績に端を発する数々の物品を…
て、ダヴィンチ関係無ぇ――っ(笑)
ダヴィンチ自身の手によるものはごく一部です。全体の5%くらい。
日本でいうと国立科学技術館みたいな感じでしょうか。
そもそもの発明はダヴィンチなんだろうけどさー。現在使われてる工業機械とか延々展示されてもさー。そんなん見に来たんじゃねえってば。
現地のパパが子供を連れてきて勉強させるような所ですね。家族連れが結構大勢入ってて、なかなか微笑ましい光景が見られました。
スフォルツァ
午前中も来ましたが、帰りルートで経由。今度は横から入って横に抜ける。
雨が上がってたので人が結構いました。公園みたいなところなんで、普通に人が集まります。
こういう入場無料で観光客が集まるところはジプシーに注意です。
猫もいました。6匹ほど視認。
●ブレラ美術館
大学と一緒になってるのでちょっと入り口が分かりにくいですが、入ってビックリの絵画点数。部屋の数だけで40室もあります。
収蔵絵画の予備知識も無いし、時間もそんなに無いので、駆け足で鑑賞。
1点1点ちゃんと見てたら、朝入っても日が暮れますね。
適当な場所から見るのと、部屋の中央に配された椅子に座ってみるのとでは、同じ絵でも印象がガラリと変わってきます。椅子があるところは椅子に座ってみるべし。