第26話 蒼き星の勇者、再び…

今回の幻星神ジャスティライザーは、前回偶然に登場したライザーシロガネを再び出現させようとしますが…。
前回から話が変だよ〜。誰だ、脚本は? 浦沢義雄か。


のっけから、真っ暗な部屋の中、なぜか青白く発光する物体の上で寝ている澪さん。その枕元に集い「シロガネさえいればハデス倒せるぜ〜」と浮かれる翔太達。
いったいここはどこなんだ? なぜ澪さんは寝てるの? その枕頭に遠慮もなく人が集まってしゃべってるってのはどういう状況よ?
実は、謎の青白い発光体と思われたのは単なる布団で、澪さんは前回シロガネを呼んで以降眠り続けていたのでした。
そんなら最初から普通に寝かせて、周囲もちょっとは心配しろよ(笑)
全く状況を読ませない、見事に意味不明な演出です。


今回は敵の幹部ゼネラルバッカス自らのご出陣。ジャスティライザーを倒すのではなく、シロガネの力の秘密を探るという使命を帯びています。
一方、翔太たちは、バッカスには勝てそうもないと早々に見切りをつけ、シロガネを呼ぼうとしますがあえなく失敗。ジャスティパワーが暴発して爆発し、バッカスも思わずビックリ。
この間抜けなリアクションを境に、話は一気にギャグ化。なんとかシロガネを呼ぼうとして失敗を繰り返すジャスティチームと、さっさと倒しちまえばいいものをイライラしながらシロガネ出現を待ち続けるバッカス。結局最後は諦めてほうほうの体で退散するジャスティチーム。


結局、シロガネ出現にはジャスティクリスタルと澪さんの精神力が必要と判明、澪さんの消耗を思うとシロガネは安易には呼べないとの結論に達しましたが…。
目覚めた澪さんは、制止する麗香さんに「それは私の役目です!」と使命感溢れる発言をして*1、戦いの場に駆けつけます。
澪さんの姿を見て、「大丈夫なのか?」「よし、いくぞ!」って感じでシロガネを呼び出しにかかります。おいおい、いいのかよ?


前半はバッカス相手とはいえ諦めるのが早過ぎ、安易に力(シロガネ)に頼り過ぎ、失敗ばかりで隙を見せ過ぎ、敵の手加減に助けられ過ぎと、いかにも情けない4点セット。普通はこういう情けない描写の後、後編は反省して前向きな気持ちで挑戦し、その勇気に応える形で新たな力が…というのが基本パターンなところですが、結局この後最後までシロガネ頼みで終わるのはさすがジャスティライザー、一味も二味も違います、悪い方に。


バッカスと源太郎親父とのやり取りも間抜けですが、店員の「10円貸して」も変だし*2、源太郎とジャスティチームとのやり取り*3も、敵の幹部との対決という本来なら最大限に燃えるシチュエーションだということを綺麗さっぱり忘れさせてくれる一服の清涼剤となっています*4
金太郎飴のごとく、どこ切っても変です。

*1:カッコイイ!

*2:でも笑ったw

*3:特にガント

*4:ダメじゃん