Episode.49 デビルズ・デカベース

前回ラストでアブレラ+メカ人間軍団がデカベースに侵攻。
EDでもボスとアブレラの対峙!
さらにあの予告!
いったいどうなる!?って感じで非常に楽しみに、7時前からTVの前に正座しそうな勢いで臨んだ今回の特捜戦隊デカレンジャー。いよいよ最終回いっこ前です。


アブレラは単独犯だけに、やろうと思えばいつでもできたんじゃないの、重要施設の割にセキュリティ甘いんじゃないの??と前回は思ってたのですが。
特殊合金で覆われた外壁は、本来このような侵攻を許すようなものではなく、第1話のドン・モヤイダ*1の頃からの情報収集という積み重ねがあって初めて可能となっていたのですねえ。
いつもそうですが、こういうツッコミ所があっても、次の回にはそういうことがキチンと説明されていますね。見事な脚本としかいいようがない。本当にデカレンジャーはいい仕事してるよ。アブレラの正体が割れるタイミングが良すぎるのとかはご愛嬌ですが(笑)


デカマスターかっこいい!
4人の超強敵アリエナイザー脱獄囚を前にして、まったくひけを取らない技の冴え。
でもスワンを人質に取られ、怒涛の猛攻を受けながら、自ら盾となってスワンを逃がし、剣を奪われ、ついに力尽きる。
画面から目を離せません。
デカマスターのかっこよさを1ミリも損なうことなく、彼の敗北を描く。
剣が彼の手を離れ、吹き抜け階段に落ちていくシーンでは思わず絶望のため息。
変身が解けたボスの敗れさった姿。
なぜたかが着ぐるみに、あのような悲壮な表情ができるのか。
ボスは殉職してしまったんでしょうか。生きててほしいです…*2


それに比べ、外で戦うデカレンジャーたちはちょっと情けないぞ。怪重機アブトレックスに2台がかりなのにいいようにやられて。確かにデカベースの外壁を破るため、相当強固で強いんだろうけど。
しかし、スワンさんが地下格納庫に隠してくれてたデカウィングロボ*3を見つけて、デカバイクロボとの連携で、2度は通じないぜ〜っと、見事アブトレックスを撃破!*4
デカベースに乗り込みます。
ヌマ・O長官から制止されたにもかかわらずデカベースに乗り込むのは、ボス含めデカベース内に取り残された職員の救出や、周辺地域の被害拡大を防ぐという名目があるとはいえ、命令無視な暴走かと思われましたが。そうしないと宇宙警察そのものが壊滅に追いやられるということが判明。
何がなんでも、地球署が頑張るしかないのだ、という意味付けは重要ですね。
それにしても、どこまでも狡猾なアブレラ。宇宙犯罪史上まれに見る凶悪犯ということですが、それが言葉での説明にとどまらず、知能の高さとして描かれてるのが心憎い。


戦隊お約束の変身できなくなる罠が発動*5
EDのみんなの声援「がんばれ、デカレンジャー」では自分も泣きそうになりましたよ。精神年齢は小さなお友達と一緒です。
どうなる、最終回!?
公式ページの次回予告を見ると、「それぞれの個性を生かして勝つ!」というのがキチンと描かれる最終回っぽいです。「やる気満々だぜ〜ッ!」と勢いと奇跡だけでEDを迎えた某戦隊辺りとはえらい違いですよ。

*1:ダイヤモンド並の固い表皮を持つアリエナイザーで、奴なら外壁破って脱走も納得。そんな設定まで生かしてるとは!

*2:切望

*3:「最後の力を振り絞って…」ってスワンさんまだ死んでないから〜っ!

*4:空中キックの連打から必殺技に繋げるコンボ、隙がない連携だ

*5:地球署所属でないテツだけは、そこでは解除されてないというのも全く齟齬がない