Episode.47 ワイルドハート・クールブレイン

今回の特捜戦隊デカレンジャーは、設立当初の地球署の様子がわかる一編です。
バンとウメコが加入する前、地球署には初代レッド候補=レオン星人ギョク・ロウがいた。
当時はまだデカスーツは配備されておらず、ホージージャスミンがコンビを組んでいた。
ある時、アリエナイザー=テリーXに捕らえられたホージージャスミンは、危ういところを尊敬する先輩刑事ギョクさんに救われるが、その時足を負傷したギョクさんは刑事としての一線を退かざるをえなくなった。それ以来、ギョクさんとは連絡が取れなくなり、前途有望な刑事の未来を奪ってしまったことで、2人は自責の念にかられていた。
あの時死んだはずのテリーXが生きていた。気合が入りまくる2人だが、意気込みだけが空回り。
そんな様子を見て、バンはヌマ・O長官の元に押しかけ、ギョク・ロウを探し出す。
ギョク・ロウに叱られた2人は、冷静さを取り戻し、熱いハートでクールに戦って、テリーXをゴッチュー! めでたしめでたし。


番組開始当初から、後から入ったバンが何で1番なんだろうというのは疑問でしたが、ギョクさんが抜けた後、ボスのお眼鏡に適う適任者が見つかるまで欠番だったのね。
たとえ足を怪我して現場を退いたとしても、刑事の仕事は現場だけではないし、ギョクさんほどの優秀な刑事なら別の場所で立派に戦ってるさ、と思う一方、何で連絡が取れないのか、チョウ・サンのように道を踏み外した刑事もいるし…と番組を見ながら不安にもなり。もしかして、アブレラとの最後の闘いで、ギョクさんが敵方に絡んできたり…なんて想像まで膨らましたりしましたが。それは杞憂でした。な〜んだ、ガッカリ(嘘)
実は秘密任務で、というのはまあ想像の範疇ながら、バンがスカウトされて次回のネタに引っ張るというのはビックリでした。
あと、もう一組のコンビであるギョクさんとセンちゃんがEDのネタに使われるというのも(笑)


ナチュラルボーンゲーマーさんでは、デカスーツが以前は無かったという部分で、

ボスやスワンやブンターがかつて第何代目かのデカレンとして戦ったという、妄想が脆くも崩れ去ってしまった…その意味では想像する楽しみを逆に狭めてしまった形。

と残念がっておられますが、私は「無かったわけではなく、地球署に配備されてなかっただけだ」と勝手に解釈して、この問題を回避することにしました(笑)
だって、スワンさんなんて、4年に1回しか変身しないんですぜ?
回想シーンのホージージャスミンが何年前か知らないけど、年齢からして8年以上前ってことはあるまい。前回変身時*1のことも知らない感じだったし。ていうか、変身できることすら知らない感じだったし。でもボスは、変身後の姿を見ただけでスワンさんだと分かってたわけだから、ボスにとっては見慣れた姿だったんでしょう*2。つまり、5人が知る(入署後)より前にスワンさんは変身したことがあるわけで。
ブンターも含め、3人とも地球人じゃないし、別の星か本部で、デカレンジャーとして活躍してたんでしょう。


地球署には他にも大勢のスタッフがいるのに、デカスーツが支給されてるのはボスとスワンさん含めて7人だけ。
やはりコストパフォーマンスの問題で重点地域にしか配備されないか、厳しい訓練をパスしてライセンスを取らないと支給されないのでしょう。
支給されるスーツにしても、通常のデカスーツと特凶のスーツでは強度に違いがあるようだし。そうして見ると、ボスのスーツは旧式な感じ。厚みのある装甲なのに、単なる布地っぽい*3他のスーツと比べて特に強固なわけではなさそう*4

*1:4年前?

*2:さもなくば、体型だけでそれと分かるほどアレな関係なのか

*3:それでもデカメタルなのだ!

*4:斬られたら普通にやられる。ボスの強さは、ひとえに銀河一刀流の剣技の強さという気がする。