第11話 ユカ、絶体絶命!

幻星神ジャスティライザーは、ウルトラマンで暗く沈んだ土曜の朝の清涼剤として効果的です。用法と容量を守って正しくお使いください。
しっかり者のユカと、惚れた弱みで尻に敷かれる翔太と、そんな2人を時々ニヤニヤしながら見守る真也、という3人の構図がだんだん様になってきて、ドラマとしても面白くなってきました。
なんか、ジュウライザーの変形シーンって、こんなのだっけ? かっこよくなってる気がする。
「ジュウライザー向きの敵だぜ!」と言っといて、有効打のない内に「俺に任せとけ!」とケンライザーに変えてしまう翔太のバカっぷりが素敵です。
滝の音が轟々なってる横で、「水ってなんだ?」と聞く翔太も翔太ですが、それでちょっと考えてしまう真也も素敵過ぎです。本当に頭いいのか、この人?
素早い動きでガントを翻弄する敵に、スピード戦で対抗するカゲリ。敵の動きが止まった瞬間を狙って、「今よ!」と合図するも、ガントがそれに応ずるのに妙に間が空くのもなんだかなあ。そこでそんな一拍置いたら、また敵が動き出しちゃうんじゃないの? しかし、そうした間の悪さがまた味になってるというか、妙な可笑しみを生んでるのが、ジャスティライザーというか超星神シリーズの面白いところです。