Episode.34 セレブ・ゲーム

特捜戦隊デカレンジャー、今回はセンちゃんメインだけど、あんまり推理ものテイストは無かった感じ。優しいセンちゃんの性格を前面に出したエピソードでした。
「もう一つよろしいですか?」と何度も聞き返すのはコロンボ古畑任三郎の系譜。
ウメコは一緒に捜査に出たはずなのに、猫型宇宙人ギンと出会う辺りからは姿が見えず。どこ行った?
デカウィングロボの活躍にブレイクは邪魔、と言わんばかりに、用事を言いつけられて現場を退場するテツが哀しい。だんだんパシリが板についてきたなあ、テツ。キャリアは15年で「先輩」よりも長いんだがなあ。
スーパーデカレンジャーロボは、スペック的にそう簡単にやられてほしくないマシンだけど、「飛ぶ」という離れ技で、あくまで不意を突かれたんだという描写が良かった。デカウィングロボも、優れた性能をしっかりと見せながらも、それは飛行する敵に対して強いという適性であって、Sデカレンロボより圧倒的に強いという位置付けではなかった。これなら、いずれまたSデカレンロボのちゃんとした活躍が期待できるというものだ。
しかし、こういうセレブの坊ちゃんを倒すというエピソードは、その父親の報復がセットでないと。子供番組でそうしたドロドロ因果話をやることはないだろうとは思うけど、あえてやってもらいたいな。なんならVシネマとかでもいいので。
突如更迭されるドゥギーと、謹慎を食らうデカレン5人。しかし5人は、事の真相を探りドゥギーを助けるため、捜査を開始する。装備を剥奪されても、5人の刑事魂は消せないのだ。既に本庁に戻っていたテツの助けを借りて、マリーゴールドらの密かな支援も受けて、5人はやがて、宇宙警察の上層部をも巻き込んだ巨悪の陰謀を知る!……みたいな。変身そっちのけの本格刑事ドラマ。