ウルトラQ 光る船

なんか良かったです。ジ〜ンと来ちゃいました。
こういうのでジ〜ンときちゃうのは、自分にも、変わりたいというような願望があるからなのかもしれない、なんて改めて自覚したりして。
今の生活が上手くいかず、生まれ変わりたいと願ってた2人が、「俺、生まれ変わらなくてよかったかも」と気づいたことで、ささやかながら運命が好転するというか、ささやか〜にハッピーエンドを迎えてるのがいいです。
SF的にどういうことかと検証すると、若い男の臨死体験に、同じような精神状態の中年男が同調して、同じ体験を分け合った、ということかも知れない。けど、そんな考証はどうでもいいですな。
2人とも悪い奴じゃなくて、ちょっと不器用で、それゆえに愛すべき存在で、だから見てて彼らの幸せを願ってしまう。
で、最後の彼らのハッピーエンドも、超ハッピーではない、ほんとにささやかな幸せで止めているのがいいんだなあ。絶妙です。